企画記事

【森永ここあ】ベッドには裸のアイドル玄関には帰宅したエース

現在、夜業界で戦い華やかな経歴を持っている人気プレイヤーたち。彼らはこれまで様々な経験を経ていまの地位があるのだ。その経験の中には胸を張っては言えない「やっちまった」こともあったり。ここでは、そんな経験談を紹介していきます

 

やっちまった人●森永ここあ

あれはまだ22歳ぐらいの頃です。その時の僕はホストとして調子が良く、1000万オーバーにも手が届く勢いでした。今だから言えますが、当時一緒に住んでいた子(エース)がいたのですが、その子が旅行に行っている間に、若い僕の中の悪魔が目覚めてしまいました。

旅行当日、女の子を送り出した後、インスタで知り合っていたそこそこ有名なアイドルの子を家に呼ぶという愚行を犯しました。ホストになるとこんな子と知り合えて、さらに関係を持てるなんて…とその時は浮かれまくっていました。時間を忘れるとはこの事で、気づけばあっという間に日にちが経過し、罪悪感など微塵も感じることなく過ごしてしまっていたのです。

 

楽しい時間は突如終わりを迎えました。アイドルと真っ昼間から励んでいた時、突然インターホンが鳴ったのです。モニターを見るとそこには旅行から帰ってきた子が映っていました。僕は時間どころか日にちもバグっていて、帰って来る日を1日間違えていたのです。一気に血の気が引いていくのを感じましたが、即座に居留守を決め込むことを決意。何度もインターホンを鳴らしてくるものの華麗に無視を決め込み、不思議がっているアイドルの子には「しつこいお客さんが来た」と説明し、その子が諦めるまで息を潜めました。

しばらくすると諦めたのか音がしなくなりホッと一安心していた矢先、突然玄関のカギが開けられ彼女が入ろうとしているのです。合鍵は渡していなかったけど、常にポストにはカギを入れてあったので、細い女性の手だったから届いたのでしょうね。ぼくは頭が真っ白になり、玄関に猛ダッシュ。寝室では生まれたままの姿でいるアイドル、玄関には帰ってきたばかりのエース。人生最大のピンチを迎えました。

幸いアイドルは寝室にいたのでまだ彼女と対面していません。パニックになりながらも、彼女を家から出すことに必死になり「柔軟剤が切れたから一緒に買いに行こう」と、話術のプロでありながら、なんとも情けない理由を作り上げ、一旦外で待機するように言いました。その間にアイドルには「ストーカーになってしまったお客さんが入ってきたから、外で話をつけてくる。危険かもしれないから、その間に家から出ていてくれ」と、最低な理由を突きつけたのです。

そして僕はすぐに彼女と近くのドンキに。いつもより口数が多いし、何よりも普段は洗濯のことなんて一切言わないのに、柔軟剤が切れたからって(笑)。とりあえず、バレていないことを前提に、いつもより長くドンキを徘徊して、アイドルが出ていく時間を稼ぎつつ、“どうか帰っていてくれ”と願うばかりでした。その間、彼女はあまり喋らずずっと僕の中身のない話を聞いている状態でした。 不必要なものもたっぷり購入しつつ、ドキドキしながら玄関のドアを思い切って開けると、そこにアイドルの履いていた靴はなく一安心。なんとかバレずに済んだと思っていると、彼女が「さっきあった虹色の靴がない」とボソリ。

“終わった…”

実はバースデーを目前に控えていて、彼女は僕を1000万プレーヤーの仲間入りできるようにコツコツお金を貯めておいてくれて、金庫にはすでに800万ありました。僕の邪な行動によって彼女を傷つけただけじゃなく、努力を無駄にして、さらに1000万プレーヤーの道が絶たれたのです。僕は「ごめん」としか言えず、彼女はそのままベッドに行き大泣きしていました。

しばらく沈黙が続きましたが、ここで、IONさんのある言葉を思い出しました。「ピンチな時ほどマジメに答えろ」と。覚悟を決めて全てを話し、金庫から800万を持ってきて彼女に「俺の為に貯めていてくれたこのお金は使えない。好きな所へ行ってくれ」と伝えました。すると彼女は泣きながら抱きついて「もうこんな事はしないでね」と言ってくれたのです。 勝った! 崖っぷちから見事に這い上がることが出来たのです。後日、目標だった1000万も無事に達成することが出来ましたが、同時に二度とあんな過ちを犯さないと心に決めたのでした。

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