まだ僕が右も左もわからない新人時代。ヘルプに着いた席でシャンパンが下されました。当時シャンパンの開栓をしたことがなかったので、若干の不安はあったのですが、いつもお世話になっている面倒見のいい先輩の顔を潰すこともできず、そのまま僕が開ける流れになったのです。シャンパンってこう、コルクを下に押しながら回して開ける感じじゃないですか?けど、その時は勝手がわからずなんとなくこんな感じかな?という風にやっていたら、突然シャンパンが暴発。目にも止まらぬ速さで発射されたコルクは担当の先輩に直撃しただけではなく、甘い匂いの泡が勢いよく天井まで吹き出し、あろうことかそのまま姫に降り注ぐ始末。阿鼻叫喚となった卓で僕はボトルを持ったまま小鹿のようにブルブル震えてしまっていました。そんな過去がありつつも、今では先輩も水に流してくれて仲良くやっています。今なら完璧なほどスマートにシャンパンを開けられる自信しかないですね(笑)。