企画記事

宣材写真こそ正義!VOL.3 もりここが語る宣材写真の重要性

これまで万枚の宣材写真を撮ってきたALPHABET”もりここ“こと、森永ここあ代表に宣材写真の重要性を語っていただきました。周年イベント等で忙しい中、取材に応じてくれて感謝です

―まず、ここちゃんのことを聞いていきます。ぶっちゃけこれまで宣材写真は何枚撮ってきた?

今年の7月でホスト歴がちょうど10年になるのですが、大げさでもなんでもなく10000枚は軽く超えていると思います。当初から間隔が空いていたとしても最低でも2ヶ月に1回は撮りに行っていたし、多い時は1ヶ月に3〜4回も撮りに行っていたこともあります。

―そんなに!!なんで?

イベントやポスターなどを作成するためにお店側から指示されるケースもありますが、単純に僕が撮られる事が好きなんです。と言うのは、学生の頃から雑誌で見る読者モデルに憧れを持っていて、ずっとプロカメラマン撮られて雑誌に載りたいと思っていました。けどド田舎だから撮影なんてする機会もなく、悶々とする日々が続いていたんです。そんな想いを抱きながら数年が経ち、上京してホストになると宣材の存在を知りました。それでこれまでの鬱憤を晴らすかのように、ありえないペースで撮るようになったんです。ただ、撮影が好きだからとういう理由だけでこんなに撮ってきたわけではないですよ。

―というのは?

宣材写真はホストにとってとても重要なものであることに気づいたからです。宣材写真は名刺、男本、ホスホス、SNSなど用途は結構あります。ホストにとってのそれは、いわば商品のパッケージみたいなものだと僕は考えています。何か物を購入する際に、パッケージのデザインや写真を見ませんか?それと同じなんです。だからこそ、パッケージ写真である宣材では手を抜いてはいけないし、常にアップデートしていくべきだと思います。

―アップデートというのは宣材写真を頻繁に撮ったほうが良いってこと?

最低でも2ヶ月1回は変えるべきだと思います。季節や流行によって服装も異なりますし、髪型だってずっと同じではないですからね。それにいまはSNSの需要がこれだけ高まっていますから、常に新しい情報を発信するべきです。あくまでも僕調べなのですが、宣材をいつまでも変えない人は思考も変わってない人が多い気がします。

―宣材写真を新しくすることで売上に繋がっている?

直接売上に繋がりはしませんが、間接的にはめちゃくちゃ繋がっています。関節的というのは、例えば名刺。初回で着いたお客様が送りを選ぶ時に名刺を並べますよね?多くの人が写真名刺を使っているだけに、そこでいかにお客様へインパクトを与えるかが重要なのです。僕が実際に使っているのですが、名刺や男本に使う写真は原色にしています。宣材写真で結構使いがちなモノトーンではなく派手な色合いのものを使うことで、並べられた時に目に留まるようにしているんですよ。この手法を使ってから明らかに送りも増えましたから。

―印象付けるために写真のテイストも変えていると?

そうです!名刺や男本に使う写真は原色ベースにして、SNSなどで発信する写真は雰囲気を重視しています。外ロケで撮ったものや、凝った演出などを施したものはインスタ、X、TikTokで使うようにしています。

―使い分けが重要ってことですね!でも、ぶっちゃけお金かかっちゃうでしょ?

かかってしまいますが、自分への投資ですからね。商品を売り出すために、PRするのは当たり前の動きで必要経費だと思います。僕的には、従業員から「ご飯奢ってください」と言われるよりも「宣材奢ってください」と言われる方が嬉しいぐらいです。

―宣材をカッコよく撮るコツみたいなものはあるのかな?

まず1つは、回数をこなすことです。撮られる経験を積んでいけば、恥ずかしさも薄れてきますし、どういった角度であれば自分はカッコよく映るかがわかってきます。変なポーズだなと思っていても、写真で見るとカッコ良く映ったりすることなんて多々ありますから。あとは、修正(レタッチ)前の写真だけで判断してはダメです。顔がブスでもポージングが上手くハマっていたら、そちらを選ぶべき。修正後の顔をイメージして最終的に写真を選ぶようにした方が良いと思います。そしてポージングも重要です。僕の場合ですが、雑誌などを見て気に入ったポージングをそのままパクったり。アー写などもものすごく参考になりますよ。あとはそうですね…通ってSTUDIOのスタッフさんと仲良くなることですかね。

―顔なじみになることが写真の仕上がりに影響するの?

結構それが大事です!スタッフさんと仲良くなれば、自分が撮りたい写真の提案もしやすくなりますし、逆に提案をいただけたりもします。さらに多少、無茶なことでもやってくれたりするので(笑)。それに、修正の好みも覚えてもらっていたりするとやり取りもスムーズになりますしね。

―ここまで聞いてきて思ったのは、ただ単に写真を撮るだけではなく、しっかりと戦略を立てて宣材を撮っているように感じますね

それこそ最初は撮られるのが好きだからという理由でしたが、すぐに宣材はこの仕事においてとても重要であることに気づきましたから。であれば、最大限にそれを利用して仕事に役立ていくべきでしょう。名刺やSNSももちろんですが、女の子に選んでもらった服で宣材を撮れば、その子も喜んでくれますし、そういった使い方もアリだと思いますよ。外見を着飾るのも大切ですが、自分自身のスキルアップのためにも宣材は取り続けることをおすすめします。

ショップデータ

店名ALPHABET
TEL03-6457-3954
住所東京都新宿区歌舞伎町1-12-9 タテハナビル5F