インタビュー

【隼人】子役〜荒れていた中学時代〜モデル業〜そして歌舞伎町へ/LIPS・gloss

LIPSの代表取締役・glossのproducerとしてクレイジーグループの絶対的な存在である隼人さんのこれまでの半生を語ってもらいました!国宝級のイケメンで、ホストデビューしてわずかな期間で人気ホストの仲間入りした彼だったが、実は過去には様々なことが!

隼人●LIPS代表取締役/gloss producer 撮影●渡邉あさ美

生後3ヶ月でモデルデビュー
自由のない毎日からドロップアウト

生まれは新潟なのですが、すぐに神奈川に引っ越しをしたので、物心ついた時には、すっかりこっちの人間でした。生後3ヶ月で芸能界に入り、その後も小学5年生まで子役としてドラマやCMなどに出演。ただ、その時期の子って遊びたいしスポーツだってやりたいじゃないですか。僕はサッカーが好きだったので、クラブとかに入りたかったのですが、芸能の仕事をしていると日焼けは完全NGだったので我慢をしなくてはいけませんでした。そんな生活がずっと続いたせいか、5年生の時に芸能界をドロップアウト。悪い人たちと一緒にいる時間が段々と増えていって、良くないことをしてしまっていました。

学校にも行かず、ただただ遊び歩いてたまに悪いことをしていた中2の時に、とうとう警察の厄介に。さすがにこれには僕も反省をしまして丸坊主にして「変わります」と(笑)。薄々気づいてはいたのですが、こうして悪い人たちとこのままずっと一緒にいては、自分の将来はずっと日陰なのだろうなとずっと思っていたので、これを機にその人たちとは縁を切ることにしたんです。警察24時にも出てしまったこともきっかけの1つかもしれません(笑)。

あの頃の僕には、このまま悪い道に進むか、再び芸能の道に戻るかの2択しかなく、やはり5年生の時にドロップアウトした芸能に未練が残っていたのは間違いないので、芸能界に復帰という道を選びました。しかし高校は中学校にほとんど行ってなかったので良い学校に行けるわけはなく、県内でもトップレベルの不良校に(笑)。バイクでみんな登校してくるような学校で、しかも高校には珍しい単位制だったんですよ。

ヘアモデル・雑誌モデルと
超多忙な高校生

17歳の頃には、芝居の他にもヘアモデルや雑誌モデルと忙しい毎日を送っていて、最初はギャラが交通費だけだったのが、徐々に3000円、4000円と上がってきて、ドラマやCMなどにも呼ばれるようになっていき、気づけば毎月50〜60万ほど稼げるようになっていて、ファンの子もそれなりにいて、イベントなども行えるぐらいにはなっていました。

いよいよ高校卒業という頃になって、単位が足りないことに気づき、先生に相談したところ、遊んでいて単位が足りなくなったわけじゃないからと、特例で課題を出してもらい、それをクリアしたら単位を取得させてもらうことになって。その課題というのが教科書を丸々写すというもので無事にクリアすることができました。まぁ頭が腐っていたので、友達にバイトとして書いてもらったんですけどね(笑)。

進学よりも経験を積むために
六本木にBARをOPEN

進学も少し悩んだのですが、学生をやりながら芝居をするよりも、その業界のみに専念したほうが成長速度は段違いだとわかっていましたし、小さい頃からいろんな大人と関わってきた中で、今後、一般職で働くことはないだろうと思っていたので大学への選択肢は捨てました。多いときで月収150万ほど稼ぐことが出来てきた頃、知り合い4人で共同オーナーとして六本木に、芸能人御用達のBARを開くことになりました。芸能人がお忍びで遊びに来られるようにと一切宣伝はせず、口コミだけだったのですが、狙い通り多くの芸能人の方が遊びに来てくれるようになって黒字経営。結局2年ほどBAR経営に携わっていたのですが、これを40〜50歳まで続けられるものなかのか?と考えた時に無理だなって思ってしまったんです。それで、このお店が欲しいという人に譲ることになりました。ちなみにそのお店は今でも営業していますよ。

芸能活動も引き続きやってはいたのですが、最高月収がこれ以上伸びることはないかなとも思ってしまっていて、今後何をしようか迷っている時に、LIPSの元代表である舞緒さんの知り合いから「ホストをやってみれば」と誘われました。正直、ホストに対してのイメージは最悪で、経営していたBARにもたまにホストが来ていて、お店にいた女の子には絡むし、タバコの灰は床に落とすわで、とにかく質の悪いホストばかり目にしてきたので、最初は自分がホストになるなんてありえないと思いました。だってお店は「ホスト出禁」にしていたぐらいですから(笑)。どんなに態度が良くても、ホストとわかった瞬間に帰ってもらっていましたからね。ただ、逆に反面教師でそんなホストに自分がならなければ、とも思ったんです。それに飛び込んでみないとわからない世界もありますからね。ということで、周囲の大反対を押し切って、単身歌舞伎町で挑戦する決意を決めました。

周囲の大反対を押し切って
ホストとしてスタート

いくつかのグループから声をかけていただいたのですが、LIPSの体入にまず行くことにしました。そこでこれまでのホストに対する印象がガラッと変わったんです。自分がそれまで接してきたホストが特殊だったみたいで、LIPSのみんなはとにかく感じが良かったんです。しかもその日から卓に着かせてもらって、さらにお客様から「お店に入ってほしい」ということでシャンパンまで入れてもらって。で、他のお店の体入は行かず、LIPSに席を置かせてもらうことにしました。正直言うと、この時は1〜2年働いてお金を貯めたら辞めようと決めていました。

ホストデビューしてからは、最初は少しやり方がわからず苦戦はしましたが、お客様にも恵まれて3ヶ月目には1000万を超え、指名本数は20ヶ月以上もNo.1を獲ることが出来ました。目標にしていた貯金額は既に貯まっていたのですが、気づけば僕を慕ってくれる部下が結構増えてしまっていて、自分もこの業界に入る時に、覚悟を決めて入ってきたので、ここで辞めたら同じ気持で入ってきたち部下たちに申し訳ないなと思い続けることにしたのです。

3年目からLIPSの代表を務めさせていただき、今年はglossのプロデューサーを任せてもらえるようになって、期待も責任も増えました。特に今年はLIPSが調子が良くて、このままいけば今年は、目標額(店売)に届きそうなんですよ。僕もNo.はとっくにあがっていますが、出来る限りお店に顔出して育成方面に力を注いでいきたいと考えています。今のところ次の代表になれる人を1日でも早く育てるのが目標です。

また、まだ構想段階なので多くは言えませんが、僕自身が今年から来年にかけて大きなプロジェクトを考え中なので、そちらも合わせて、とにかく毎日を無駄なく過ごしていきたいですね。

HAYATO HISTORY

  • 生後3ヶ月

    子役デビュー

  • 小学5年生

    芸能界をドロップアウト

  • 中学時代

    悪いことを色々と…

  • 高校時代

    ヘア・雑誌モデル

  • 18歳〜

    芸能活動、六本木にBARをOPEN

  • 24歳

    歌舞伎町に降臨。ホストデビュー

  • 27歳

    LIPSの代表就任

ショップデータ

店名LIPS
TEL03-3200-0342
住所東京都新宿区歌舞伎町2-33-1 第6トーアビル3階