企画記事

【心之♂友也】新人時代に出会ったお姉さん…実はハゲたおじさんでした

誌面での最後の足跡記事です。これを締めくくるのに最高すぎる方に出演してもらおうってことで、いろんな人から愛され続ける”心之♂友也”代表に来ていただきました。神に近い男の半生…気になります

モデル●心之♂友也

ホストとして売れて更に親の偉大さを実感しました

九州のとある盆地で生まれました。幼い頃から「神童」と、ありとあらゆる場所で呼ばれていましたね。基本的になんでもできたんですよ。小学生の頃は、自分一人の力で物事をこなしていくことや、失敗したら全て自己責任になるような、スリリングなことが好きな子供でした。  中学時代のあだ名は「闇一休さん」。僕は不良ではないので、悪いことをすることはなかったのですが、学校のルールや、大人が常識として押し付けてくるものに対して、いやらしい攻め方で反論していました。非常に鬱陶しい生徒だったと思いますよ。

高校時代は、外の世界や、これからの未来について興味があって、それを日々調べてましたね。自分でアポイントを取って、東京に企業訪問に行ったこともありました。それが後にパズドラを生み出す会社だったんですけど。そういう未来をとにかく楽しみにしている高校生でした。  上京したのは、東京の大学に進学しことがきっかけです。その時に、一人の人間ですら、生活するのが、こんなにも大変なんだと実感したんです。親の苦労を考えて、一人で涙が出てきました。恩返しをしたいと思い、スカウトされたことがきっかけでホストを始めました。頑張ってお金を稼いで、それを持って実家に帰ったときに、「恩返ししてもらうためにお前を産んだわけじゃない。」と言われて、やっぱり親には勝てないんだなと思いました。それすらも必要としていなかったんです。恩返ししてやろうという安易な発想がそもそも見当違いでした。

5,000円で舐めさせて

当時のホストクラブって、インターネットに電話番号とかメールアドレスを乗せるんですよ。ある日、綺麗なお姉さんから連絡が来て、急にお店に行くのは緊張するので、「一度営業前に会いたい。」と言われたのですが、人生で初めて指名のお客様ができるかもしれないと思い、会うことにしました。新大久保のとある場所を指定され、たどり着いたのはアパート。正直「まじかよ…」と思ったんですけど、気合いを入れて扉を開けたら、150cmくらいのハゲじじいがいて「あんた男いけんの? 」って。どういうことか聞いたら、「他のグループの子はお小遣いをあげたら、色々楽しいことしてくれたわよ。」って言うんです。何をすればいいかを聞くと、「5︐000円で舐めさせて。」と。さすがに断りました。そうしたら、「じゃあ脱いで自分でしているところを見せて。」って。自分の身を安売りするのは嫌だったので、断りました。その後電話がかかってきて、「お前の学校、実家、職場、全部調べ上げて、あることないこと吹き込んで、二度と社会的に生きていけないようにするからな」って言われたんです。その時に働いていたお店の怖そうな人に相談したら、笑いながら電話をぱっと取って退治してくれました。怖い人もたまには役に立つんだなと思いましたね。

CANDYS HEAVENは、コロナの影響で、オープンして1ヶ月後にお店を閉めました。色々な規制もあり大変でしたが、それでもみんな、ホストとして売れたいという夢や希望を捨てないでいてくれたおかげで、従業員が離れることはなかったです。お客様もずっと耐えてくれてて、改めて歌舞伎町っていうのはたくさんの人達の居場所なんだなと思いました。  何でも一人で達成することがかっこいいと思って生きてきた僕にとって、周りの人に支えられて生きていることを自覚できたのが、ホストクラブなんです。僕と関わってくれるみんなと、みんなと関わっている周りの人が豊かになってくれればそれでいい。関わる人全員に感謝の気持ちと、愛情を注ぐということを忘れなければ、ホスト業界では生きていけると僕は思っているので。

TOMOYA HISTORY

  • 小学生

    神童と呼ばれる。勉強もスポーツもなんでもこなす

  • 中学生

    あだ名は闇一休さん。現代で言うプチひろゆき

  • 高校生

    田舎の外の世界や、これからの未来に興味を持つ

  • 大学生

    上京。バイトでホストデビュー

  • 大学4年生

    就活を経て、ホストを真剣にやることを決意

  • 現在

    CANDYS HEAVENの代表として組織のトップに立つ

ショップデータ

店名CANDYS HEAVEN
TEL03-6233-7472
住所東京都新宿区歌舞伎町2-23-1 風林会館B1F
ウェブサイトhttps://groupdandy.com/heaven_recruit/