睡眠時間は平均2時間!「姫が長時間働いてくれている時に自分が寝るわけにいかない」という、性格まで満点イケメンな桜木大夢さん。ブルーローズで着実に人気を集めているニアさんの右腕である彼を大解剖!
撮影●渡辺あさ美
桜木大夢に聞きたい50のこと(1〜25)
- 1.前職
 - 保育士。しかしコロナにかかり、後遺症で子供を抱えて走ったりするのが難しくなり、友達の勧めでホストの道へ
 - 2.周りから言われる性格
 - 「漢(おとこ)」
 - 3.長所
 - 自分の感情を言語化できる
 - 4.短所
 - ド真面目すぎる
 - 5.これだけは負けない
 - 笑顔
 - 6.特技
 - お絵描き
 - 7.趣味
 - INIの推し活
 - 8.今までのバイト
 - しゃぶしゃぶ屋(5年間)
 - 9.癖
 - 幼児言葉で喋る(保育士の時の癖)
 - 10.いま欲しいもの
 - 睡眠時間
 - 11.人にされて嬉しいこと
 - 頼られること
 - 12.逆に嫌なこと
 - 人間としての基本がなっていない人
 - 13.平日の起床時間
 - だいたい午前10時
 - 14.平日の就寝時間
 - だいたい午前8時
 - 15.休日の起床時間
 - だいたい午前10時
 - 16.休日の就寝時間
 - だいたい午前8時
 - 17.好きな動物
 - 犬と猫
 - 18.苦手な動物
 - 鳥全般。小さい頃ニワトリにめちゃくちゃつつかれた経験があって、それ以降ずっと苦手。歌舞伎町のハトも無理で、出来ることなら地上に降りずにずっと空飛んでてほしい
 - 19.好きなスポーツ
 - バスケ
 - 20.好きな食べ物
 - おばあちゃんの卵焼きとしゃぶしゃぶ
 - 21.苦手な食べ物
 - しいたけ、まいたけ、パクチー
 - 22.好きなブランド
 - 特にないけど強いて言うならPRADA
 - 23.好きなファッションスタイル
 - 韓国系とかキレイめなシンプルが好き
 - 24.好きなアーティスト
 - INI
 - 25.好きな芸人
 - ダウンタウン、ノンスタイル、サンドウィッチマン
 

桜木大夢に聞きたい50のこと(26〜50)
- 26.好きなテレビ番組
 - アメトーク、ロンドンハーツ、有吉の壁、しゃべくり7など。基本的にトークバラエティが好き
 - 27.好きなアニメ
 - CLANNAD、スラムダンク
 - 28.好きな俳優
 - 山本耕史
 - 29.好きなタイプ
 - 人としてちゃんとしている人
 - 30.苦手なタイプ
 - 人として基本がなっていない人
 - 31.何フェチ
 - 声、脚
 - 32.初恋はいつ
 - 保育園のとき
 - 33.自分のニックネームは?
 - 男の子の名前
 - 34.小さい頃はどんな子供だった?
 - やんちゃBOY。走っている車に石とか投げていたことも…
 - 35.好きなお酒(プライベート)
 - 日本酒と梅干しサワー
 - 36.好きなお酒(仕事)
 - クリスタル、飾り
 - 37.どこからが浮気
 - 他の男見た時点で無理
 - 38.ホストになったきっかけ
 - コロナ
 - 39.ホストをやっていて幸せを感じる時
 - コールしてもらっている時
 - 40.ホストで辛いと思う時
 - 自分のために頑張ってくれている子が辛い思いをしているとわかった時
 - 41.ブルーローズを選んだ理由
 - 天使ニアさんに「大夢がいないならオープンしない」と言われて「もちろん!」という感じ
 - 42.ホストになって周りの反応
 - お母さんは自分をTikTokで発見
 - 43.ジェンダーレスホストのメリット
 - 痛みを経験してきたから寄り添える
 - 44.ジェンダーレスホストのデメリット
 - 普通のホストと比べて理解されにくい
 - 45.お客様からの反応で一番印象に残っていること
 - 寝ていていいよ!と言ってくれること
 - 46.いままでで一番やばかったお客さんについて
 - 家を特定される・賭けを払うと言って家の周り5時間歩いた挙げ句、つきまといとして通報される、など
 - 47.なぜTwitterで漫画を発信しようと思ったのか
 - 自分の個性をアピールするため
 - 48.これからジェンダーレスホストは増えると思うか
 - 増えていくと思います
 - 49.自分から見た天使ニアさんの意外な一面は?
 - 意外とポンコツ(笑)
 - 50.貯金額は
 - 秘密で(笑)
 

桜木大夢SPECIAL Interview
大夢くんの基本的な情報がわかったところで、本質を知るべくインタビューを敢行。当初、ポップな取材になるかと思いきや、大夢くんの人生を紐解いていくとなかなかの壮絶なものでした。そして、男としての覚悟がそこら辺の男とは段違いだということがわかるはず!
看護師の両親が
3歳の自分の異変に気づく
   自分がLGBTだと気づいたのは3歳の頃。というのは、両親が共に看護師をしていて、僕の行動にいち早く気づいてくれたんです。幼稚園での遊び方、行動、遊ぶ友達などが女の子ではなく完全に男の子だったと聞いています。極めつけは七五三で、着物を着せようとした時に、今までにないほど泣き叫び嫌がったそうです。それで2つ上の兄が、自分の服を持ってきて着せたところ落ち着いたそうなんですよ。それでもうこれは決定的だということで、両親は僕を男として育てることに決めたそうです。

東京に引っ越すほどの
トラウマになる事件
   男の子の名前で呼ばれるようになり、家では完全に男として育てられてきた小学2年生の時。東京から福岡に越してきただけで「都会人ぶってる」という理由でいじめを受けていました。本当に酷かったのは、僕が1人で下校している時に同級生のお母さん8人ぐらいに捕まり集団リンチを受けた時。その原因というのがプロレスごっこをしていた時にみんなが僕に怪我をさせられたと言ったみたいで、その親達が集まって待ち伏せをして行ったらしいのです。泣きながら家に帰り、母に事情を説明していると、主犯格のお母さんが乗り込んできて、僕の目の前で母に対して殴る蹴るを繰り返したのです。血だらけになりながらも母は僕を奥の部屋に連れていき「出てくるんじゃない」と。殴る音だけ聞こえてきて、僕は何も出来ずただただ泣いているだけ。しばらくして気が済んだのかその人は帰っていきましたが、さすがにこれは父が事件として警察に届けました。その時の母の姿はもちろんですが、犯行に及んだ女の姿は今でも鮮明に覚えています。しばらくは「自分があの時家に帰らなかったら…」と幼いながらも思っていました。そんな大きな事件があったものですから、もうそこにはいられないと再び東京へ引っ越すことになりました。

小学生に続き中学生でもいじめ
周りの男子との違いに困惑
   中学になると周り男友達と少し違和感を感じ始めました。というよりも、多感な時期ですから周りが気づくんですよね。背も高くならないし、周りが声変わりする中、1人だけ高い声のまま。そのうち「女子なのに男バスにいるのは、単に男好き」「キモい」と、結構なイジメが始まりました。特にカースト層の高い女バス連中からそう思われていたみたいで、すぐに学校中に広まりました。バッシュは切り刻められるし、教室に入ったら自分の机がないのは当たり前。でも僕は物心ついた頃には既に男として育てられてきたから最初はなんでなのか全くわからず、きっと何かをしてしまったんだと思っていたぐらい。胸は幸運にもド貧乳だったので膨らみもなかったし、下の方はそのうち生えてくるものだと本気で思っていましたからね。いじめは毎日のように続きましたが、なんかここで負けるのも嫌だったので意地で通っていました。が、やはり精神的にはやられていて3年生からは通えなくなってしまいました。
高校3年間のバイトで
手術費140万を貯蓄
   小中となかなかキツイ期間を過ごしてきましたが、高校生活は楽しくて楽しくて、非行にも走っちゃいました(笑)。そんな中、性転換手術のことを知り、費用が150万ほどかかることがわかると、バイトに明け暮れるようになりました。結果的に3年間で140万を貯めることができて、おじいちゃんから援助金10万を受取り、目標額に達成したのです。18歳になりホルモン注射を打ち始め、1年後には戸籍上にも改名。そして19歳になりタイで念願の手術をすることに。この手術は命を落としかねない危険なものなので遺書を書くことが義務づけられているのですが、そこで初めて2年生の時に起きた事件のことを母に感謝と謝罪をしました。
手術は無事に成功
リスクはあるけど…
   無事に手術は成功し、それまでずっと違和感があったものが取れた気がしました。現に取っているんですけどね(笑)。声が高いのが嫌で、フォークで喉をガチャガチャと傷つけたこともありましたが、それ以降はそんな自傷行為をすることはなくなりました。ただ、この手術にはそれなりのリスクがありまして、ホルモンを作る臓器を取ってしまったものですから、今後も定期的に注射を打たないと情緒にも影響が出てしまうんです。それに手術したからといっても温泉では前を隠さないといけないし、骨盤でバレたりもするので、ちょいちょい嫌な思いはしていますよ。それに手術は1回で終わりでなく、2回目をやって終わりなのですが、リスクもありますし費用だってまたかかってしまいます。普通に男に生まれてきたら、こんなキツイ思いや余計な費用もかからずに済んでいるのにな…なんて、たまにふと考えることがあると鬱になっちゃいますね。

子ども好きが高じて
保育士に就職
   結婚は出来ますが、世間一般でいわれるような子どもを授かっての幸せは手に入りません。やはり子どもが出来ない分、子どもに対する想いは強いから、自然と保育士を目指すようになりました。保育士としての毎日は本当に楽しくて、子どもたちと過ごす毎日は充実していました。しかしコロナで収入が激減し、さらに自分もコロナに感染してしまって、治っても後遺症が残ってしまい、子どもを抱っこしながら走れなくなってしまいました。それをきっかけに保育士を続けることを諦め、違う道を探し始めたのです。

ニアさんに惹かれDUOへ
寝る時間は必要最低限でいい
   知り合いからホストの話を聞き、そこで見つけたのがDUOでした。ニアさんの存在を知れば知るほど惹かれていくと同時に、理解のある冬月であれば自分も居場所を見つけられると思いました。それでDUOに入店し、ホストキャリアをスタートさせました。自己肯定感がない分、人に頼られたり求められたりすることで、やっと自分の形を成していると思っています。人が離れていく人生だったからこそ、寄ってきてくれる子には全力で返すのが当たり前だと思っているので、姫が働いている時に寝ていたり遊んでいたりすることが出来ません。姫からは寝て欲しいとよく言われますけどね(笑)。
ニアさんを超えることこそ
最高の恩返し
   1番近い目標はニアさんを超えること。強すぎるのでなかなか難しいですが、いつかわかりませんがニアさんがNo.から抜けて1位を獲ったとしても、周りは「ニアさんが抜けたから暫定でしょ」と言われると思うんです。それはやっぱりホストとして納得がいきません。そしていずれお店を任せられる立場になれた時に、ニアさんを抜いた実績があれば安心してもらえると思うんです。ちなみに夢は保護犬猫の活動をすることです。

ショップデータ
| 店名 | Blue Rose | 
| TEL | 03-6233-8586 | 
| 住所 | 東京都新宿区歌舞伎町1-12-9 タテハナビル4F | 
| ウェブサイト | https://fghd.jp/contents/recruit | 
      
   
