インタビュー

【特集】ホス狂いあおいの誕生秘話 壮絶すぎる半生とは!?

YouTube・TikTok等各種SNSでバズりまくっているホス狂YouTuberであり、歌舞伎町を発信し続けるインフルエンサーでもある“ホス狂いあおい”ちゃんがMYHOSに降臨!!今回はその壮絶な生い立ちから、ホス狂いとしてどう歩んできたのかをNGなしで赤裸々に語っていただきました!

元祖〝ホス狂いあおい〞の誕生のきっかけ

私は元々、歌舞伎町にあるアフターバーの店長をしていたのですが、ある日ホストTVさんに「ホス狂い」として動画に出てみないかとのお話をいただいたんです。もちろんホストが大好きだったので快諾。軽い気持ちで顔出しで動画に出てみたところ、これが大反響。そこから、正式にホス狂いあおいとしてYouTubeを始めました。当時あんまりホストクラブに通っていることを堂々と公表する女の子、それもインフルエンサーなんていなかったので、新しいキャラクターとして珍しかったんだと思います。ホス狂いっていう単語の意味がまだ広く世間に知られる前から、元祖ホス狂いとして地道に活動を続けていきました。

虐待、いじめ、不登校辿り着いた自殺サイト

物心つく前に両親が離婚をして、祖母や親戚の人のところを転々としながら育ちました。小学4年生のときに他県まで行く大きな家出をしたり、親権の都合で静岡から福井への引越しをしたりと、複雑な家庭環境で育ちました。その中で生活の面倒を見てもらって、守ってもらえるはずの優しかったおじさんから性的虐待を受けたりして…。ご飯もまともに作ってもらえず、劣悪な家庭環境の中で過ごすうちに精神的にもどんどん荒んでいきました。学校の友達からもいじめられ、中学2年生で不登校になり、心療内科にも通っていました。高校には入ったのですが学費を払えず、自分で必死にマックでバイトして学費を貯める生活をしていました。その後、定時制の高校に編入し、午前中に学校に行って午後は服屋でバイト生活。販売ノルマがきつく疲れ果てて帰ってきても、家では安らげない。ずっと精神的に不安定で、とうとう辿りついたのがインターネットの自殺サイトでした。なんとなくですけど、心を病んだ人たちが集まる雰囲気が私の境遇と重なって落ち着いたんです。

それからというもの、学校に行かず、ずっとそのサイトを見るようになってしまったのです。ある日、そこで知り合った男の子の友達が、「そんなに嫌なら、東京に出てこいよ」と言ってくれました。当時高校2年生でしたが、その言葉だけを信じて着の身着のままバイトの給料だけ握りしめて、夜行バスで東京へ。1人でこんなに長距離の移動なんて初めてだったし、相談できる人もいなくてとても心細かったのを覚えています。でも私のことを本当にわかってくれているその人ならきっと大丈夫、助けてくれると信じて、やっとの思いでその人の元に辿り着いたのですが、第一声は「え、本当に来たの?」と…。彼は年齢も身分も全くの嘘でした。結局その人には頼れなかったため、私は17歳で誰一人知り合いのいない東京に取り残されてしまったんです。

孤独に生きる中で出会ったホストと初担当

誰一人頼れない状況だったので、それこそ生きていくために必死で働きました。そんな時に、出会った子が、私が人生で一番最初に出会ったホスト。お前が好きだと言われ、店には呼ばれなかったのですが、完璧に育てられていた私は健気にも応援しようと、必死にお金を作っていましたが、東京で知り合った女の子に「それ騙されているよ」と教えられ、そのままその人とは関係を切りました。そこから数年間は初回巡りを経て、着々とホストの世界へ入っていくことになります。ちなみにその頃は、介護の仕事をしながら作れるうちにクレジットカードを作りまくり、池袋にある5畳くらいのアパートでホス狂い仲間たち3〜4人と共同生活をしていました。

偶然街中で仲良くなった男の子が、実はホストで…次の日すぐにお店に会いに行きました。その子は、地元が近くて、話も合うし顔もすごいタイプ。初めての担当でしたので、相当お金を使いました(笑)。お店が新店だったので、お金のないキャストがほとんどだったので、担当とアフターでご飯行くことになっても、ゾロゾロとみんな付いてきちゃって、結局10人ぐらいでワイワイ食べることもありましたね。その勢いのままボウリングに行ったりと、なんかチームみたいな感じがものすごく楽しくて、それで結構な頻度で通っていたのだと思います。

違うお店では、たまたま地元が同じ高校の先輩がいたんです。こんな運命的なことってある?と思い、あまりの楽しさにクレジットカードの限度額まで全額使って楽しみました。お休みの日に一緒にディズニーに行って、ジェットコースターに乗ったんですよ。そこの安全バーが2人連動型のやつで、私が結構体の横幅があって、その先輩は私と真逆ですごく細くて。安全バーが私のお腹の位置で止まるので、先輩の部分はスカスカに隙間があって、乗っている間相当怖かったらしくて…死を覚悟するほどの恐怖だったらしく乗り終わった後喧嘩になりましたが、その先輩とは今でも連絡し合うくらい仲良しですよ。

トータルで3000万オーバー一切の後悔はない

1日の最高額だと200万です。その時の担当はV系っぽい雰囲気の人で、黒髪の細身でスタイルのいい人でした。色恋営業が上手で、がっつり本営されて一緒に犬も…ミニチュアダックスフンド飼いました(笑)。その人は3年間くらい担当だったんですけど、私が月100万は最低でも使っていたので…累計だと3000万超えますね。出稼ぎ行く前に一回賭けさせられて、目標金額を設定してから行くみたいな感じでした。それで賭けの分はもちろん、それを超えてプラスになるように稼いでこないと戻った時に使わせられるので、毎回ヘトヘトでしたね。今思うと悪循環に見えるかもしれないです。当時は病んだりもしましたけど、それ以上に楽しい思いも色々させてくれたので、後悔はないです。必死にお金を作るために働いて、ドーンて深く心が落ち込んだかと思うと、それを超える担当との時間の楽しさでテンションが一気に上がるので、メンタルがジェットコースターでした。

ついでに言うと、私はバイなので男の子も女の子もいけるんです。自分で言うのもアレなんですけど、とにかくメンヘラ製造機なので、メンヘラの女の子に好かれやすいし、そういう女の子からお金引くのもうまくて…(笑)。おぢからも女の子からも資金を引っ張れる、得するタイプですね。相手に合わせた営業方法とかも自分ですごい研究しました。みんなが真似するとまずいのでさすがにここでは言えないですけど…なのでホストの営業方法とか裏事情とかも、だいたい全部わかるんです。ただ、自分でも思うのがキラキラした表面だけじゃなくて、そういう裏側を知ってもやっぱりホストが好きなので…。そう思わせてくれるホストってすごい素敵だなと思います。それこそ昔はピュアだったのでキャッキャ喜んでいたことでも、今だと「育て」のこの段階だなってわかるんです。次はこう来るなとか、

この2択だとどっちに転ぶかなとか…毎日がライアーゲームみたいです。でもそれもいろんな楽しみ方ができるので、全然お店に通っちゃいますよね(笑)。

基本的におしゃべりが大好きで、YouTubeでもプライベートでもこのまま、というか私が素で喋りすぎるせいでホストが霞むから、喋りをもう少し抑えてくれってスタッフさんに言われたりとか…(笑)。フユツキさんはもうお仕事で仲良くなりすぎちゃったので、今は別のグループに通っているのですが、昨日もしっかりアフターしてもらいました。アフターしてもらうコツですか?それはやっぱり、可愛い子と一緒にお店へ突撃することです。あ、でも枕とかは私が興味ないので絶対求めないですよ。そこが変わっているってよく言われます(笑)。

今までに出会ったド級にヤバい女の子

そうですね… それこそ仕事で、YouTubeの動画の中で、冗談で担当の家の鍵をもらったという話をしたら、本当に私が鍵を持ってないかどうかって被りの子が私のところに乗り込んできたりとか…。結局詰め寄られただけだったんですけど、びっくりしましたね。私が持っていないのわかって安心して帰っていきました。

あとはホスト看板のところで、いきなり女の子が目の前に現れて「私の担当のシュンとイチャついている動画を撮っていましたよね?」ってカッターを突きつけられて。シュンなんて名前のホストいっぱいいるし、私も頭の中パニックで「え、どのシュン!?」みたいな(笑)。女の子も頭に血が昇っていて、「私はあいつに5 0 0 万も使ったのに!」って言うんですよ。よくよく聞くと動画の中で、私とそのシュン君が恋人っぽいバックハグをしていたのが気に食わなかったらしくて。私は動画で絡んだだけでそのホストの連絡先も知らな

いので、ひとまず泣きじゃくっている女の子落ち着かせて、お店に電話して迎えにきてもらいました。まぁ、自分が店長をやっていたBARのお客さんも基本的にみんなホス狂いなので、いきなりカッター持ち始めたりとか、その場から突然逃走したりとか、「今から自殺する」っていう電話がいきなりかかってきたりとか…。それでも当時はもう慣れっこだったので、キャストの子に「今から自殺するらしいからちょっと行ってくるわ」って。メンヘラの扱いも何十人と相手しているとだんだん慣れてくるもんですよ(笑)。

極めつけは出産事件かな。昔住んでいたホス狂いの集まる5畳アパートのお風呂場で、赤ちゃん産んじゃった子とかいました。ユニットバスなんですけど、私が見た時にはもう頭が見えていて…。父親も誰かわからないし、病院とかも行ってなかったので妊娠に気が付かなかったみたいです。血まみれだし、慌てて救急車呼ぶじゃないですか。清潔な布で受け止めてくださいって言われて、その通りにして…赤ちゃん最初は息もしてなくて、必死に肩トントン叩いて、ようやくオギャーって…。元気に産まれてきてくれてほんとによかったです。私が取り上げて、名付け親にもなりました(笑)。それでも出産の3日後には普通に外出てホストと飲み歩いているんだからその子も相当タフですよね。でも結局、首が回らなくなったのか、最後は私に闇金の借金を押し付けていなくなっちゃいました。歌舞伎町から去ったのかなと思っていたんですが、ある日漫画喫茶でばったり会って、その時はマグロ漁船乗れって詰めました(笑)。

1年間限定のアイドル活動がスタート

実は私、Aoiro Groupっていうグループでアイドル活動を始めました。裏方もやるんですけどもちろんアイドル、演者としてもステージに立っています。それをしようと思ったきっかけが、YouTubeの動画とか、BAR時代からついてきてくれている私のファン層って9割が女の子なんです。それで、ファンの女の子たちに喜んでもらうにはどうしたらいいかなって考えた時に、そうだアイドルをやってみよう!と。最初は女の子だけのアイドルっていうのも考えたのですが、やっぱり女の子にはイケメンの方が嬉しいじゃないですか。それで、前代未聞なんですがメンズ地下アイドルを私が引っ張っていく形で活動がスタートしました。1年間限定ではあるのですが、しっかり全力で駆け抜けるので、応援よろしくお願いします!